不動産投資の利益は、売却した時点で確定します。価格が大きく下がってしまうと、 たとえ順調に家賃収入が得られていても、投資の成果は下がります。

不動産投資の目的は「値上がりによる売却益」ではなく「安定した家賃収入」を得ることですが、それは「値下がりを許容してもOK」という意味ではありません。

ワンルーム投資の場合、諸費用を差し引いた後の実質利回りは3~4%。20年保有し続け、順調に家賃収入が上がったとしても、投資額の60~80%しか回収できていない計算です。もし、価格が購入時の30%程度まで値下がりしていたら、結果は「儲からなかった」ことになります(そもそも、価格が大きく下がるような物件は空室が発生しやすく、家賃収入が上がらない可能性が高いでしょう)。

ちなみに、マンションの価格は「土地の価格」と「建物の価格」で構成されています。このうち、価格に大きな影響を与えるのは、前者の土地の価格です。

建物の価格は、経過と共に多少減価はするものの、適切な管理によって、そのペースが抑えられます。しかし、土地の価格は、1990年代初頭のバブル崩壊のように、予期していないさまざまな要因で大きく下落する可能性が捨てきれません。もちろん、地域によっては逆に上がる場合もあるでしょう。

価格変動リスクは、投資の成否に直結する問題。物件を選ぶときは建物の築年数や設備だけではなく、土地の将来価値にも着目する必要があります。


不動産投資のリスクには何がありますか?


災害リスクにはどう対処したらいいのでしょうか?


家賃滞納リスクにはどう対処したらいいのでしょうか?


空室リスクにはどう対処したらいいのでしょうか?