借り入れは、「レバレッジ効果」により、自己資金の運用効率性を高める効果があります。また、仮に資金収支がマイナスになっても、「将来への準備」としてはとても有利な条件になります。

借り入れをして不動産投資をすると、元本と利息を支払う必要があるため、全額、自己資金で投資する場合に比べると、手元に残るお金は少なくなります。しかし、これは必ずしも「損」とは限りません。

1億円の自己資金を投資すると、800万円の利益が出る物件があったとしましょう。自己資金を2000万円に抑えて8000万円を借り入れでまかなうと、銀行への返済を除いた利益が200万円になると仮定します。一見「8%の利益率が、2%に下がった」ように見えますが、自己資金の運用だけに着目すると、1億円の自己資金を投資する方が8%なのに対し、後者の借り入れの場合は10%(2000万円を投じて200万円の利益)と2%、高くなっています。

これを「レバレッジ効果」といいます(レバレッジ=「てこ」)。不動産投資は、返済金利よりも収益性が高いものが多く、このようなレバレッジ効果がよく見受けられます。

もっとも、投入する自己資金(頭金)が少ない場合、返済中の資金収支がマイナスになるケースも考えられるでしょう。条件にもよりますが、2000万円の物件を頭金300万円程度で購入(1700万円を借り入れ)した場合、毎月1万円程度の持ち出しが20年にわたって発生することがあります。しかし、これは「毎月1万円程度の負担で、20年後に2000万円の資産が手に入る」ことを意味しています。貯蓄によって20年後に2000万円を用意するには、毎月8万円程度のお金が必要ですが、不動産投資であれば、毎月1万円で済むのです。

たとえ赤字であっても、「貯蓄よりはるかに有利な運用をしている」事実に目を向けるようにしましょう。


普通のサラリーマンでも、融資は受けられますか?


お金を借りる際の、資金計画の考え方を教えてください。


ローンには種類があるのですか?