不動産投資|部屋のリフォーム費用の目安はいくら?

2018.6.5   2019.11.7
レイビー編集長 小泉由貴乃レイビー編集部
不動産投資 リフォーム 運用と管理

マンション経営の成功のカギは、安定した入居率に他なりません。なぜなら、空室期間をできるだけ短くすることが経営の長期安定化につながるからです。

そのために必要になるのが、前入居者が退去した後のリフォーム。高い入居率を維持するためには、適切なリフォームがとても効果的です。しかしこのリフォームの費用、一体、どのくらいかけるべきなのでしょうか?

リフォーム費用に相場はなく、費用対効果でオーナー自身が判断

マンション経営は不労所得といわれ、部屋を貸すだけで収入が得られるものです。しかし、何も努力しなくてもいいというわけではありません。

賃貸物件が多くなった現在では、適切なリフォームをしなければ新規の入居者はなかなか決まらなくなってきています。また、建物には経年劣化がつきもので、新築をはじめ、競合物件はどんどん増えていきます。

そして、リフォームを適切に行い、入居希望者に「きれい。便利」「ここに住みたい」と思ってもらうことは、マンションの経営を大きく左右するようになりました。

部屋のリフォームを考える際に重要なのが、費用対効果です。退去後のリフォームに関しては、オーナーによって考え方も違うため、相場というものはありません。ただ、費用をかけすぎても回収に時間がかかりますし、費用をかけないために入居者が決まらないといった状況も避けたいものです。

そこで、リフォームの費用が適切か判断する際のポイントをご紹介します。

ポイントは、「リフォーム費用が家賃の何倍になるか」です。例えば家賃の10倍の費用をかけてリフォームをすると、その費用を回収するのに10カ月かかると考えます。

それだけの費用をかけてもグレードを上げることによって長期間の安定収入をねらうのか、空室期間が長引いてもリフォーム費用をそれほどかけない、と判断するのか——。この判断はオーナーの経営方針や姿勢などで異なりますが、リフォームが必要な際には、こうした判断基準を設けてみてください。

家賃を下げずに適切なリフォームをして、物件の価値を下げないようにする

先ほどの基準とは逆に、「家賃の3カ月分ならリフォームにかけてもいい」など、あらかじめリフォームにかける費用を決めておくのもいいでしょう。業者への依頼が迅速にできることで、新規入居者の募集をすぐに開始できるなどのメリットもあります。

ちなみにクロスの張り替え程度でしたら、部屋の大きさにもよりますが相場は3~5万円程度、キッチンや浴室の更新は10~80万円程度といわれています。前入居者がきれいに部屋の中を使っていたのであれば、クロスを張り替える程度で問題ありませんが、床の修復が必要だったり、設備機器の更新が必要だったりするケースもあります。古くなったキッチンや浴室はどうしても競合物件から見劣りするため、入れ替えが必要な時期がいずれやってくることも頭に入れておきましょう。

また、リフォームを適切に実施することは高い入居率を維持するための他、もう一つのメリットも持っています。それは、物件価値の下落防止です。

古い内装や設備のままで家賃を下げて新規入居者を呼び込もうとするより、リフォームをしっかり行い、家賃は下げずに新規入居者を呼び込む方が、物件の価値自体も下がりません。そうした、高い入居率が維持されリフォームも適切に行われている物件は、売却する際にも有利に働く可能性が高くなります。

リフォームは、必要不可欠なもの

リフォームは高い入居率を維持するためだけではなく、家賃を下げないためにも必要不可欠なものです。少々出費はかさみますが、高い入居率が続いていれば物件価値も下がりにくくなることも覚えておきましょう。

これらを考慮しながら、リフォームをどのように行うかの経営判断をしてみてください。

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レイビー編集長 小泉由貴乃

監修:小泉 由貴乃(レイビー編集長)

管理業務主任者、マンション管理士、3級ファイナンシャル・プランニング技能士

大学卒業後、衛生用品メーカーで経理業務を担当。2016年 株式会社グローバル・リンク・マネジメントに入社。建物管理部門に所属し、マンション管理士、管理業務主任者の資格を活かし、管理組合の管理事務に携わる。2019年 レイビーのサイトリニューアルを機に、レイビー編集長に就任。マンション管理業務で得た知識を生かして、コンテンツ制作のディレクションを担当。出社前のジム通いが日課で、趣味はグルメ探索と実家のうさぎを愛でること。 レイビー公式Twitterアカウント(@R_E_I_B)
東海林 康太(賃貸管理の専門家)

監修:東海林 康太(賃貸管理の専門家)

宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士

2009年に株式会社グローバル・リンク・マネジメントへ新卒入社。 アセットマネジメント営業部に所属し、約3年間投資用マンションの販売に携わる。 2011年に同社の賃貸管理部へ異動し、現在は同部署にて部長を務める。 マンションの販売に携わった経験を活かし、お客様の立場に立って、 一人ひとりに寄り沿った対応を心がけている。 趣味は野球とプロレス観戦で、休日は子供と粘土細工をして過ごしている。 好きな食べ物はつくね。

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